嫌なことは嫌と言っていいんだ
小学6年生の子供は、相手が強引に自分の意見を押し付けてくると、嫌なことでも断れなかったり、相手に流されたりして、いつも疲れています。どうすれば、うまく自分の意見が伝えられるようになるでしょうか?
これはね、嫌なことを嫌だと言えるようになるための学びなの。
はっきり自分の意見が言えない人って結構いるんだけど、はっきり言うことで相手を傷つけるわけじゃないんだったら、「これがいい」「それは嫌だ」って言わないといけないんです。
ちゃんと「ノー」が言えないと、人生がダメになっちゃうんだ。
断れない人間は、社会に出ると軽く扱われるんです。
だから「ノー」が言えない人は、一生かけてでも言えるようにならなきゃいけません。
あのね、強引な人のほとんどが、自分を強引だと思ってないんだよね(笑)。
悪気なく誘ってくるし、悪気なく頼みごとをしてくる。
そういう強引な人があなたの人生に出てくるということは、自分が嫌だと言えるようになるための修行なの。
あなたの学びのために現れているから、あなたが学ぶまで、いくら逃げても何度も同じような人が出てくるんです。
それが嫌なら、勇気を出してはっきり「No」を言うことだよ。
お友達に誘われても、行きたくなかったら「その日は用事がある」とか、どんな言い訳を使ってもいいから断らなきゃいけない。
嫌なことを嫌だと言えないままだと、一生困っちゃうからね。
そのことをよく理解して、この相談者の方はお子さんが「嫌だ」と言えるようになるための練習をさせてあげた方がいいと思います。
簡単なやり取りで構わないの。
例えば、お母さんが友達役になって「今度の土曜日、遊ぼうよ」ってお子さんを誘う。
それに対して、お子さんには「その日は家族で出かけるの、ごめんね」って言えるように教えてあげるとかね。
最初は口ごもってもいい。
練習しているうちに、段々言えるようになりますよ。
こういう悩みって、大人でもよくあるんだよね。
ある人から「配偶者とお金の価値観や使い方が違います。私は家計簿をつけたりお金の動きを細かく把握したりするのが苦手で、夫にも支出の内訳を報告していません。ですが、夫は家計簿も収支報告もきちんとしてほしいと言います。こういう場合、夫の希望通りにした方がいいでしょうか?」という相談があったんだけど。
これね、夫が希望しようがどうしようが、できないんだよね(笑)。
今までできなかったんだから、今更何を言われても無理だと思います。
となれば、旦那に「私は細かいことが苦手だから、家計簿も収支報告もできません」って言うしかないよね。
この旦那もあなたが嫌なことを嫌だと言えるようになるための修行として、こういうことを言っているだけなの。
そもそも夫婦なんていうのは、他人同士です。
考え方が違って当たり前。
いちいち把握したがる旦那が悪いわけでもないし、細かいことが苦手なあなたに非があるわけでもない。
ただ、お互いそういう性格なだけなんだよね。
できないことを顔晴っても、ますます嫌になるだけなの。
だからあなたは、旦那にはっきり「できません」と伝えた方がいいですよ。
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