掃除は人生を輝かせる最高の神事【斎藤一人&舛岡はなゑ特別対談】
本記事は、斎藤一人さんと舛岡はなゑさんが掃除というテーマで対談したものを紹介します。
神様はキレイな場所が大好き
舛岡はなゑ:今日は、私の人生の師である斎藤一人さんにお越しいただきました。
これから「運がよくなる掃除」について、お話を伺いたいと思います。
一人さん、よろしくお願いいたします。
斎藤一人:はい、わかりました。
まず、私は商人で掃除の専門家じゃありません。
だけど、掃除をすると商売がうまくいくということや、人生で成功できるということは知っています。
この話を聞いてくれている皆さんの役に立つと思うことをお話していきますから、楽しみながら聞いてくださいね。
昔、はなゑちゃんは掃除は得意じゃないって言ってたよね。
はなゑ:はい。あまり得意じゃありませんでした(笑)。
でも、一人さんに掃除の大切さを教わって一人さん流の掃除法を心がけたら、掃除好きになれたんです。
本当に感謝です。
一人:はなゑちゃんが偉いのは、いいことは素直にちゃんと実践するんだよね。
掃除は苦手だっていう人、びっくりするほど多いんです。
でも、掃除はやらなきゃダメなんです。
「私は、掃除ができない人なんです」って言う人は、「じゃ、散らかって埃まみれの部屋でずっと暮らすんですか?」ってことなんです。
私がよく言うことなんだけど、神様はキレイな場所が大好きなんです。
いい神社に行くと、いつもキレイに掃除されていて清々しいですよね。
キレイな場所には、福の神が「ここは居心地がいいなぁ」と言って住んでくれるんです。
掃除は、最高の神事なんです。
神社みたいに建てられてから何百年経っていても、きちんと掃除をしていれば神様だけじゃなく人間だって清々しいし、いい気分になる。
家だって同じことなんです。
はなゑ:確かにおっしゃる通り掃除の行き届いた神社にお参りすると、心だけじゃなく体まで浄化されたようないい気分になります。
伊勢神宮にお参りした時も、とても清々しい空気でした。
一人:だから、同じことを家でもやりましょうっていう話なんです。
実際にちゃんと掃除をすると、心がスッキリするし体調もよくなるんだよね。
掃除をしない人の中には、「汚い部屋に住んでいても平気だよ」「ほこりで死ぬことはないよ」って思っている人がいるんです。
でも、それは間違いなんです。
はなゑ:言われてみると思い当たることがあります。
以前、部屋の隅っこでずっと埃をかぶっていたところがありました。
そこには小物入れのカゴが置いてあって、なんでもかんでもそのカゴに入れて部屋の掃除をした気分になっていたんですね。
とても可愛がっていた猫がいたんですけど、その埃の場所に寄りつこうとしなかったことがあります。
動物って霊感が強いから、きっと不浄な雰囲気を感じ取っていたんだと思います。
一人:そういう場所には、浮遊霊がいたりするんだよね。
家の中のそういう場所を放っておくと、住んでいる人も体の具合が悪くなってきたりする。
私の話には神様だとか浮遊霊だとかいっぱい出てきますけど、信じていない人はそういうものなのかな、と思って読んでもらって構いませんからね。
だけど、本当のことですよ。
例えば、段ボールとか古い新聞紙やなんかが部屋の隅っこに置いてある。
そうすると、そこに知らないうちに浮遊霊が集まりやすいんです。
そのうち、運気も下がってきます。
金運もそうだし仕事運、恋愛運、なんでもそう。
「うちは、夫婦喧嘩が絶えないんです」って言う人の家を見てみると、たいてい掃除が行き届いていないんだよね。
はなゑ:健康のためにも、家族のためにも、掃除することが大事なんですね。
高い物でも使っていないんだったら意味ないんです
一人:それと、口癖のように「あっちが痛い」とか「こっちが痛い」って言ってる人がいますよね。
頭が痛いとか、胸が苦しいとかって。
病院で診てもらっても、問題が見つからない。
そういう人っていらない物に囲まれて生活していることが多い。
トイレとか台所とか部屋が片付いていなかったりするんです。
だから「最近、なんとなく調子悪い」って言う時は、1度掃除してみるといいですよ。
はなゑ:はい!
昔の私みたいに、掃除が苦手な人はまずどこから手をつけたらいいでしょう?
一人:それは簡単で、掃除が行き届かない理由の1つに物が多すぎるっていうことがあるんです。
そういう時のやり方として使うか使わないか、迷ったら捨てるんです。
例えば、1年間に1回も着なかった服とか、使わなかったバッグとかはこの先もう出番はないんです。
新しいのを買っちゃうから、結局タンスの肥やしになるだけなんです。
そういう場合は捨てる。
自分で捨てるルールを作ってでもいいから、とにかく捨てる。
使わない物が山ほどあって、部屋を占拠している。
で、部屋の主は隅っこで我慢してる。
どっちが主だかわからない(笑)。
使わないのに捨てられない。
そういうのを「貧乏もったいない」と言う。
わかるかな?
はなゑ:貧乏もったいない、ですか(笑)?
一人:必要じゃない物に部屋中埋め尽くされて家の気もおかしくなって、そのうち体までおかしくなっちゃう。
そうやって、自分の寿命まで縮めてしまうほうがよっぽどもったいないんだよね。
物が増えて置き場所がなくなっちゃったから「もっと広いところに引っ越そうか」って言う人がいるけど、そういう発想じゃなくて迷ったら捨てる、増えたら捨てる。
これが大事なんです。
最初は大変かもしれないけど、少しずつでいいから捨ててごらん。
そうすると、人生が驚くほど違ってくるんです。
物を大切にするのは日本人のいいところだと思うけど、昭和の初め頃と今とじゃ、世の中が全然違うんです。
昭和の初め頃は物がなくて、着る物1つだって何度も何度も縫って着たんです。
兄弟姉妹も多かったから、成長して着られなくなると下の子に着せたりね。
それはそれで、よかったよね。
でも、今はそんなことないでしょ?
たいていの家は、物が余ってる。
着ない服があったり、履かない靴があったりするんです、ね?
はなゑ:確かにそうですね。
一人:だからね、1度家の中をじっくり観察してみるといいですよ。
いらない物や使わない物が、結構あるはずだから。
物はね、使って役に立って初めて本来の役割を果たしているって言えるんです。
どんなに高い物でも、立派な物でも、使っていないんだったら意味ないんです。
わかるかな?
はなゑ:そういう物があれば、「思い切って捨てる」のが一人さん流の掃除ですね。
人間は「不完璧主義」でいい
一人:大事なことはね、明るく楽しく掃除をすることだよね。
掃除っていうと、家中キレイにしなきゃ気が済まないって人がいるんです。
そういう人って、根が真面目で完璧主義なんです。
だけど、物事を完璧にできるのは神様だけなんです。
人間はちょっとずつ、ちょっとずつ神様に近づく修行をしている生き物なんだよね。
だから人間は、完璧じゃなくていい。
不完璧主義でいいんです。
掃除も最初から隅から隅までキレイにしようって、眉間にシワをよせてまでやることないよね。
はなゑ:はい。
とにかく少しずつでもいいから、楽しく始めてみるといいんですね。
私も片付けや掃除がとにかく苦手でしたが、一人さんに教わってちょっとずつ捨て始めたんです。
それこそ1日に1つでもいいから不要な物を捨てました。
何か1つでも捨て出すと、部屋の雰囲気が変わってきたんですね。
半年も続けていると、いらない物がほとんどなくなって部屋がスッキリしました。
ちょっとずつやっていると、捨てるのが楽しくなってくるんですね。
本当に「楽しくやること」って、続ける上でのコツかなと思います。
苦手だった私ができたんですから、是非皆さんも試してみてくださいと言いたいです。
一人:少しずつやると、楽しくできますからね。
嫌々やってたら、途中で本当に嫌になってやれなくなりますからね。
掃除って本当は、毎日やるものなんです。
でも、これまでできなかった人にいきなり「毎日掃除しなよ」って言っても無理なんです。
そういう人は最初から毎日やろうとしないで「この日は掃除しよう」って、日にちを決めてやるのもいいんです。
例えば、毎週日曜日にやるとかね。
それでも大変だったら、月1回から始めてみるんです。
毎月1日は、神様の日です。
だから神様の日に、神様に見てもらえるように掃除してみてもいい。
はなゑ:場所を決めたり日にちを決めたりして、最初は少しずつ始めてみるわけですね。
捨てる基準は「使っているかいないか」
はなゑ:ブランド品だったり、プレゼントしてもらった物だったり、思い出の品だったりして迷ってなかなか捨てられない物ってありますよね。
こういう物はどうしたらいいでしょうか?
一人:それは、物に魂が縛り付けられているんだよね。
ほとんどの人がそうなんです。
本当はいらない物なのに、「これは取っておかなくちゃいけない」とか「捨てちゃいけない」とかっていう考えに縛られてる。
はなゑちゃんも私と初めて会った時、物が捨てられなかったんだよね。
でも、これははなゑちゃんに限ったことじゃないんです。
ほとんどの人が、同じように物を捨てられないでいるんです。
なぜかと言えば、子供の頃から「物を大切にしましょう」っていう教育を受けてきるからね。
だから、捨てる基準は「使えるか使えないか」じゃないんです。
さっきも言ったけど、「使っているかいないか」で判断すると楽ですよ。
「でも、これは高かったから」って言う人がいるけど、高いお金を出していい勉強をさせてもらったって思えばこれからは物を買う時、より慎重になれる。
そうしたら、次から余分な物を買わなくなってお金が貯まるようになるんです。
はなゑ:確かにそうですね。
私の知り合いにもイタリア製の高級スーツを買って、1回も袖を通さないうちに体形が変わって着られなくなっちゃったって言う人がいます(笑)。
でも、高かったから捨てられなくてタンスの肥やしになっている(笑)。
一人:もちろん、ブランド品が悪いって言うんじゃないんだよ。
その人にとってそれが幸せなら、いいことなんです。
だけどテレビなんか見てると分かるけど、本当のお金持ちの人の家って驚くほど物が少ないんだよね。
本当に必要な物だけを置いてる。
で、いい物を長く大切に使うって人が多い。
自分にとって、何が本当に幸せかってことをよく知ってるんです。
はなゑ:そう言えばドラマとかでお金に恵まれない家の雰囲気を出したい時は、部屋に物をゴチャゴチャ置くんだって聞いたことがあります。
ベランダにもゴミを散乱させたりして。
逆にお金持ちの家に見せたい時は、物をできるだけ置かないそうです。
ゴミがたくさんある家には、貧乏神が住んでいる
一人:結局いらない物とか使っていない物って、ゴミなんです。
で、この世の物はすべて波動がある。
ゴミは陰の波動を持ってる。
そういうゴミがたくさんある家には、貧乏神が住んでるんだよね。
はなゑ:時々ゴミ屋敷なんて言ってテレビに出たりしますけれど、周りの人とトラブルになったり犯罪が起きたりしてる家が多いような気がします。
一人:それは、陰の波動に脳がやられちゃってるんだよね。
だから、まともな思考ができなくなってるんです。
最悪の場合、自殺したりする人もいる。
「使っていない物は早く捨てなよ」ってよく言うのは、そういう陰の波動を受けないためなんです。
自分の家がいらない物だらけになると、陰の波動が出て貧乏神の住み家になる。
貧乏神って言うけど、神様じゃないんです。
浮遊霊なんです。
はなゑ:浮遊霊だから体調が悪くなるし、運気も悪くなるんですね。
一人:浮遊霊って成仏できないで、その辺にいるんです。
で、中途半端な状態でいるからだんだん苦しくなってくる。
そういう浮遊霊は、自分と同じ陰の波動を出している人の所にくっついてその人の運勢を悪くしようとするんです。
よくない方向に引っ張っていこうとするんです。
はなゑ:ということは逆に言うと、いつもニコニコして明るい雰囲気で楽しく前向きに生きていれば浮遊霊は寄って来れないわけですね。
一人:寄って来れないんだよ。
だから、運気をよくすることって驚くほど簡単なんです。
天国言葉を言っていつも笑顔で前向きでいること、楽しく掃除を続けていること。
こういうことを続けていると、その人の波動が陽の波動になっていくんです。
陽の波動の人は、幸せなことが次々と起こる。
元々、私たちは福の神そのもの
はなゑ:そう言えば、「あの人、なんであんなに運がいいんだろう」っていう人いますよね。
そういう人は、陽の波動を持っているんですね。
不思議なのは、掃除がこれだけいいって分かってもできない人がいる。
どうして、なかなか実践できない人がいるんでしょうか。
一人:それはね、わけはないんです。
掃除ができない理由は、自分のことを低く見ているからなんです。
わかるかな?
自分のことを、価値のない人間だと思っているからなんです。
汚いゴミ溜めみたいな所にいても平気でいられるのは、自分が価値のない人間だと思ってるからなんです。
それは育った環境と親の期待に応えられなかったとか、自分を勝手にダメな人間だと思い込んでいる。
だからその人たちにいくら言っても、読んで「ああそうか」って掃除はしないんだよね。
なぜかと言えば、心が変わっていないからなんです。
そういう時は、心を変えなきゃいけない。
では、どうすればいいか。
私たちは、本当は「神の分け御霊」なんです。
神様と同じ、愛と光が私たちの中にあるんです。
元々、私たちは福の神そのものなんです。
そのことが分かればいいんです。
神様って「愛と光と忍耐」で出来ているんです。
愛って優しさだよ。
光とは、明るさ。
忍耐って、愛と光の世界にいつも心を置くっていう意味なんです。
普段幸せじゃないって人は、愛と光と忍耐以外で生きてるんだよね。
全然掃除ができないという人はまず、「だんだんよくなる未来は明るい」って1日100回言ってみるといいですよ。
一人さんにいいこと教わったなって思ったら、まずやってみてください。
どれも簡単なことですからね、やらないよりやった方がいいですよ。
はなゑ:はい、私もずっと続けます。
素晴らしいお話、本当にありがとうございました。
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